あべのマーケットパーク キューズモール(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)3階のカフェ&製菓店「P.L.T.(パティスリー・ラボ・ツジ)」で8月11日、小学生が菓子作りを体験する食育イベント「あべの おやこらぼ」が開催された。
同店は辻調グループ校の上級校「辻製菓技術研究所」(同区松崎町3)の実習店舗。大阪市立大学商学部が同校の研究生に大阪の農林水産物とその加工品「大阪産(もん)」を知ってもらう目的でイベントを開きたいと提案し、研究生らが賛同して共同で企画を進めてきた。キューズモールが、地域還元施策「あべのスマイルプロジェクト」の第20弾として支援した。
当日は、事前予約で集まった小学生1年~6年の親子24組48人が参加。研究生が子どもに指導して、大阪産のカボチャなどを使ったカップケーキ、シュークリーム、プリンなどを盛り付けた「大阪産ニコニコスイーツプレート」を調理。親子で仲良く食べる様子が見られた。表彰状や土産として研究生が試作を重ねて完成した大阪産のフルーツなどを使ったコンフィチュール(ジャム)なども贈られた。
辻製菓技術研究所の研究生・中村祐美さんは「貴重な経験で、大阪市大生の皆さんの企画力などが勉強になった。長い期間に試作など重ねてきた中で、不安な要素が多くとても成功へ向かっているとは思えないと悩んでいたこともあった」と話す。参加者から「おいしかった」「楽しかった」と言われ、「すてきな笑顔を見られたことで『スマイルプロジェクト』として成功したのではないかと実感した」とも。