阿倍野区役所(大阪市阿倍野区文の里1)で2月21日、羽東良紘阿倍野区長と同区在住の20~30代の希望者が話し合う「区長タウンミーティング」が開かれた。
区長、参加者が阿倍野区のマスコットキャラクター「あべのん」と記念撮影
同区が、昨年12月に催した「阿倍野区将来ビジョン(素案)」の説明会に20~30代の参加者が少なかったことから、若い人たちからの意見も聞きたいと開催した。将来ビジョン案では「安全・安心・健康づくり」「住環境改善」「住民間のチームワーク強化」「高いレベルの教育を提供」の4本柱を中期目標に挙げた。
集まった参加者9人は、「区長に直接話したかった」「地元が何をしているか知りたかった」などと参加理由を述べ、「待機児童」「街の緑化」「(阿部野橋周辺の)駐輪場が有料」「あべの筋の歩道が狭い」などの問題を挙げて、区長と話し合った。
羽東区長は区長になろうと思った動機が「阿倍野で育ち、大阪市で働いていた時に感じた組織の問題点を思ったまま辞めているので、海外(トヨタ)で学んだことが役に立てばと思った」と話した。「志の高い人が集まり、生の声が聞けて良かった」とも。
同区では、「『あべの』を盛り上げへん?」をテーマに区内在住・在勤・在学で1974(昭和49)年4月2日~1995年4月1日に生まれた人を対象に、2014年夏から秋にかけて大阪阿部野橋駅周辺で開催予定のイベントのボランティアを募集している。参加申込書は区のホームページでダウンロードできる。2月28日まで。