安居神社(大阪市天王寺区逢阪1)で12月29日、女流書家の神谷聲楓(せいふう)さんが書の奉納を行った。
当日は、境内で着物姿の神谷さんが大きな筆で来年の干支(えと)「癸巳(みずのとみ)」を縦150センチ横90センチの和紙に書いた。来場者には抽選で「吉祥 巳の年」と書いた色紙を進呈した。
同神社は大坂夏の陣で真田幸村が境内で戦死したといい、境内に戦死跡之碑、銅像が設置されている。
神谷さんは「来年の幸せを願って書きました」と話した。大阪市立いきいきエイジングセンター(北区)で高齢者向けの書道教室を開くなどの活動をしているという。
書は正月三が日に境内で展示する。