天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)で11月14日、天王寺小学校2年生の児童から同園に「しめ縄」が贈られた。
同校児童は今年から授業の一環で、園内のサブティナブルガーデンで田植え、ニンジンなどの種まきを体験。ボランティアのグリーンコーディネーターから野菜やリサイクルなどの講義を受けている。収穫したニンジンをヤギやヒツジに与えたことも。肥料は、ゾウのふんを専用の処理機で有機堆肥に変えている。
当日は、2年生36人が実際に植えて先月に刈った稲から「しめ縄」の作り方を教わった。しめ縄を飼育スタッフに贈る行事も行われた。しめ縄は来年の干支(えと)である「巳」にちなんで、ヘビのいるアイファー(は虫類館)に飾る予定。ヘビの飼育スタッフからは「まぶたがなく、目には膜が覆われているので遠くは見えていない」などの生態を説明した。「ヘビを触りたい人」との問いには、ほとんどの児童が元気よく手を挙げ実際に触る体験も行った。
同園では、年末年始に干支の動物や系統の同じ動物のおりなどに「しめ縄」を飾るのが恒例で、昨年までは購入していたという。