新世界のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区恵美須東1)展望台で8月20日、「大阪フィルハーモニー交響楽団」が演奏を行った。
御堂筋を中心にオフィスビルやホテル、カフェ、音楽ホールで9月2日~8日に催される音楽イベント「大阪クラシック~街にあふれる音楽~」のPRを目的にした今回の演奏。事前に告知しないでゲリラ的に開いた。
当日は、同楽団からバイオリン、ビオラ、チェロを持つ4人が登場。弦楽四重奏でドヴォルザークの交響曲・第9番「新世界より」(第2楽章)などを演奏。展望台に鎮座している幸福の神様ビリケンさんにイベントの成功を祈願した。
同楽団は、今年5月に阪急電車・梅田駅で同じくゲリラライブを行うなど、イベントのPRを積極的に展開している。同楽団スタッフは「今までは人を待つ立場だったが、これからは人のいる所に飛び出して市民の身近な存在になりたい」と話す。
「大阪クラシック」は、無料・有料公演合わせて90公演。同楽団の桂冠指揮者・大植英次さんがプロデュース。大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、相愛オーケストラ、日本センチュリー交響楽団なども出演。大阪市中央公会堂・大集会室で開かれるファイナル公演は「新世界&通天閣100周年記念」として開催する。