大阪市立美術館(大阪市天王寺区)が2025年3月1日、リニューアルオープンする。同館が7月4日、発表した。
1936(昭和11)年、日本で3番目の公立美術館として開設した同館。大阪で活躍した先人による寄贈・寄託品は、国宝・重要文化財を含め約1万3500件を収蔵。2022年10月に始まった約2年5カ月に及ぶ大規模改修工事を経て営業を再開する。
同館によると、リニューアルに当たり、国の登録有形文化財である建物の外観保全を強化し、美術館の心臓部ともいうべき展示・収蔵環境の向上を図るほか、テラス(無料ゾーン)や公園のグラウンドレベルから入るエントランス新設、カフェやミュージアムショップ出店を行うという。
1階は主に「企画展示」(コレクションによる毎回テーマを変えた展示)、2階は共催者との特別展会場として活用する予定。特別展は年間4~5回の開催を予定する。