あべのハルカス(大阪市阿倍野区)をメタバース空間に構築した「バーチャルあべのハルカス」が3月29日、クラスター(東京都品川区)が運営するメタバース・プラットフォーム「cluster」内にオープンした。
「バーチャルあべのハルカス」は、近鉄不動産が運営する日本一高いビル「あべのハルカス」や、天王寺公園エントランスエリア「てんしば」も構築。メタバース空間内は、てんしばエリア、展望台エリア、17階エリア(近鉄不動産ブース、近畿日本鉄道ブース、大阪マリオット都ホテルブース、近鉄百貨店ブースなど)で構成する。
オープンニングイベントとして、4月30日まで謎解きゲーム「アテンションプリーズ!バーチャルハルカス謎解きツアー!」、4月8日・15日・22日の各日19時から「展望台エリア」でVチューバーによる音楽ライブイベントを行う。
あべのハルカスで29日に行われた完成発表会で近鉄不動産・経営企画室長の吉野敏明さんは「近鉄グループの象徴的な施設である、あべのハルカスを舞台に都市型メタバースをオープンしたが、ここで得た知見を生かして将来的には観光型、郊外型などのメタバース構築にもチャレンジし、沿線全体の拡大を図りたい」と話した。
利用にはパソコンまたはスマートフォンから、アプリケーション「cluster」のダウンロードが必要。参加無料。