大阪に夏の訪れ告げる夏祭り「愛染まつり」が6月30日、四天王寺の支院「愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)」(大阪市天王寺区夕陽丘町)で始まった。
愛染まつりは、天神祭、住吉祭と並んで大阪三大夏祭りの一つに数えられ、夏祭りの先駆けとして知られる。今年も新型コロナウイルス感染症対策で露店営業を中止するなど、規模を縮小するが、2018(平成30)年から中止していた、天王寺駅付近から同寺まで練り歩く愛染娘らの「宝恵駕籠(ほえかご)パレード」は5年ぶりに復活した。
今年の愛染娘は、公募でなく関係者らの推薦で選出された6人。それに加えて、日本の文化を知ってもらおうと、ウクライナからの留学生(避難民)3人も参加した。
炎天下の中で行われたパレードは、愛染娘らの「愛染さんじゃ」「べっぴんさんじゃ」などの掛け声で盛り上がりを見せ、境内で愛染娘を乗せた宝恵駕籠を上げる恒例の「駕籠上げ」には多くの人が見物に訪れた。
開門時間は10時~19時。7月1日まで。