21世紀型の奇祭「セルフ祭 大博覧会」が12月19日、通天閣近くの商店街「新世界市場」(大阪市浪速区)で開かれた。
2012(平成24)年にシャッター街になりつつある新世界市場を盛り上げようと始まった同祭。誰でも参加OKを掲げる「21世紀の奇祭」として、奇抜な仮装した人が集まり、奇妙な儀式などで非日常的な空間を創出する。毎年開かれてきたが、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催のみとなり、今回は2年ぶりにリアル開催を行なった。
当日は、美術家・谷内一光さんのパフォーマンス「絵の具舞踏」、若木くるみさんの後頭部似顔絵のほか、雑貨などの販売、芸術作品の展示などを展開した。
セルフ祭提唱者の異空間演出家・コタケマンさんは「今回は展示が中心だったが、オンラインよりはいい。遠方からも来てくれた。コロナと向き合って、いろいろやっていきたい」と話した。