![2021年度の愛染娘(野澄佳蓮さん、中島美紗さん、磯﨑紗恵梨さん、福本唯奈さん)](https://images.keizai.biz/abeno_keizai/headline/1624861873_photo.jpg)
四天王寺の支院「愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)」(大阪市天王寺区夕陽丘町)で6月30日・7月1日、「愛染まつり」が開かれる。
愛染まつりは、天神祭、住吉祭と並んで大阪三大夏祭りの一つに数えられ、夏祭りの先駆けとして知られる。2018(平成30)年から、愛染娘らの「宝恵駕籠(ほえかご)パレード」や露店営業などは近隣住民に配慮して行っていない。
今年も新型コロナウイルス感染症対策で規模を大幅に縮小する。例年は3日間だが2日間の開催とし、「愛染明王」「大日大勝金剛尊」の特別開帳、お守りや御朱印の授与を行う。愛染娘は公募ではなく、関係者から推薦された50人の中から5人を選んだ。愛染娘が宝恵駕籠に乗る「駕籠上げ」、四天王寺の僧侶による「夏越しの祓(はら)えの大法要」は一般公開せず、ツイキャスでの配信を予定する。
同寺では今月27日、本年度の愛染娘が宝恵駕籠に乗るのを体験した。愛染娘の福本唯奈さんは「コロナで楽しくない時期だが、みんなで楽しい愛染まつりにして自分も楽しみたい」と話し、宝恵駕籠は「自分が持ち上がるのを初めて経験した。アトラクションみたい」と振り返った。
開門時間は10時~18時。