アド近鉄(大阪市天王寺区)は6月1日、近鉄・大阪阿部野橋駅(阿倍野区)東改札口前に「駅からはじめるSDGsプロジェクト」と題した募金型デジタルサイネージを設置した。
【動画】「駅からはじめるSDGsプロジェクト」 デジタルサイネージ
寄付を通しSDGs(持続可能な開発目標)活動への参加を呼び掛ける同プロジェクト。SDGsの17のゴールの中から支援する目標を月替わりで設定し、デジタルサイネージでSDGs活動に取り組まれている協賛企業を紹介するとともに、駅利用者に寄付を募る。同社によると、募金型デジタルサイネージは日本初という。
デジタルサイネージで支援プロジェクトおよび寄付先を紹介するほか、寄付をするとアニメーションが連動して動く。寄付は1回当たり100円で受け付ける。100円硬貨またはクレジットカードが利用可能。集まった寄付金は、SDGsに関する活動団体に全額寄付される(決済手数料除く)。
6月の寄付先は、SDGs8「働きがいも経済成長も」をテーマに障がい者の労働環境改善に取り組んでいるDPI日本会議(東京都千代田区)。
アド近鉄の小山亮介さんは「SDGsの活動は個人でもできるので、月1回コーヒー1杯分の寄付をしていただいたらうれしい。SDGsに取り組む地元の企業も支援できれば」と期待を寄せる。