展覧会「グランマ・モーゼス展-素敵(すてき)な100年人生」が4月17日、あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)で始まる。
アメリカの画家で、モーゼスおばあさん(グランマ・モーゼス)の愛称で親しまれたアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860年-1961年)は、無名の農民から、70代で本格的に絵を描き始め、80歳の時にニューヨークで初めての個展を開いた。身近な出来事や自然への温かなまなざしを描いた作風とそのユニークなキャリアは、当時、大恐慌や第2次世界大戦を経験し疲弊していたアメリカの人々の心をとらえ、一躍人気作家となった。日本でも1980年代に初めて紹介されて以来、根強いファンが多くいる。
生誕160年を機に企画された同展は、国内で開催される回顧展としては16年ぶり。最初期の作品から100歳で描いた絶筆、また愛用品や関連資料まで、初来日を含む約130点を展示する。
開館時間は10時~20時(土曜~月曜・祝日は18時閉館)。観覧料は、一般=1,500円、大高生=1,100円、中小生=500円。4月19日、5月10日は休館。6月27日まで。