あべのマーケットパーク キューズモール(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)4階「ROCKTOWN」のライブホールで3月9日、あべのスマイルプロジェクト第9弾「だいいっかい!関西学生落語グランプリ」が開催された。
あべのキューズモール「ROCKTOWN」で開催された「関西学生落語グランプリ」
主催は関西の大学落語研究会が集う「休津亭プロジェクト」。大阪市立大学商学部はキャリアデザイン論の授業の一環で、「あべのキューズモールが地元の人々に愛される企画」をテーマにグループワークとプレゼンテーションを実施。その中で、「落語に縁もない人たちにも落語の魅力に触れてもらい、あべのから新しいムーブメントを起こしたい」という案を採用し、キューズモールが開催に向けてバックアップした。
当日は、用意された60席がほぼ埋まる中、神戸大学・可愛家わさびさん、京都産業大学・神山亭屠蘇さん、関西大学・関大亭万太さん、関西学院大学・四笑亭笑龍さん、京都大学・楠木亭遊人さんが落語を披露し腕を競い合った。そのほか大喜利も行われた。
審査委員長に落語研究会出身の落語家・桂文華さんを迎え、審査員はFM802のDJ・落合健太郎さん、アベノあめ村店長・キャンディ石川さん、天王寺動物園・長瀬健二郎園長が、それぞれ務めた。
グランプリに関大亭万太さんが選ばれ、賞品にキューズモールの商品券3万円分が贈られ、審査員特別賞に唯一女性で参加した可愛家わさびさんが選ばれた。
桂さんは「全体で見た感想は稽古している人と稽古していない人がわかる」など厳しい言葉も。キューズモール担当者は「次も開催できるようにしたい」と継続に前向きな姿勢を見せた。