新型コロナウイルスの感染拡大防止で臨時休園していた天王寺動物園(大阪市天王寺区)が5月26日、営業を再開した。
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発令されたことから、4月8日から休園していた同園。6月2日に再開する予定だったが、大阪府による緊急事態措置の段階的解除が決定されたことで26日に再開を早めた。手すりなどを消毒するなどの感染防止対策を行う。
当面の間は、夜行性動物舎、アイファー(爬虫(はちゅう)類生態館)などの屋内施設や、ふれあい広場は閉鎖して観覧を休止するほか、ごはんタイム・おやつタイムなどのイベントも中止。来園者にはマスク着用やソーシャルディスタンスの確保を呼び掛ける。混雑には入場制限する場合があるという。
牧慎一郎園長は「お客さんをお迎えできてほっとしている。コロナが収まったわけではないので、いろいろな対策をしていきながら開けていくことになる」と話した。