新世界のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区)が4月9日から、臨時休業に入った。
同塔を運営する通天閣観光(同)は、新型コロナウイルス感染症拡大による「緊急事態宣言」が発令されたことや周辺地域の状況を見て判断したという。売れなくなった土産品を販売する賞味期限間近商品半額セールを開催中の「わくわくランド」(食品フロア)は引き続き営業。大阪の名物的な存在である夜間のライトアップも継続する。
通天閣観光の高井隆光社長は「通天閣のライトアップは地域の方々の希望のともしびであり。通天閣が明るくないと新世界、大阪が暗くなってしまう。こういう時だからこそ、希望の光であり続けていたい」と話す。
臨時休業期間は当面の間を予定する。