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天王寺動物園のコアラ「アーク」が出園 同園唯一のコアラが英国へ

園内でアークが入った輸送箱をトラックに積み込む(10日6時ごろ)

園内でアークが入った輸送箱をトラックに積み込む(10日6時ごろ)

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 天王寺動物園(大阪市天王寺区)のコアラ「アーク」(雄、12歳)が10月10日、イギリスに向けて出園した。

コアラ「アーク」を入れた輸送箱

 2016(平成28)年6月以降は同園で唯一飼育されているコアラで「アーク父ちゃん」の愛称で親しまれたアークは、ブリーディングローン契約でロングリートサファリパーク(イギリス)に貸し出すことになった。

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 同園では2015(平成27)年に策定したコレクション計画で、ユーカリの栽培管理費が負担となっていることや、南方系コアラを将来的に繁殖させて維持していくのが困難と判断したことからコアラを「撤退種」としていた。今回の貸し出しは、ヨーロッパにおける南方系コアラの繁殖計画に協力するために決めたという。

 この日は、アークが入った輸送箱がトラックに積み込まれ、関西国際空港に向かった。同園によると、移送にはアークの飼育担当職員が同行し、移送中の体調管理を行うとともに、現地に数日間滞在し、新たな飼育環境にアークが早く順応できるよう万全を期すという。

 牧慎一郎園長は「アーク自身も長旅で大変だと思うけど、それを乗り切ってもらって、イギリスの動物園で活躍してほしい。コアラはいなくなりましたけど、ほかの動物で喜んで頂けるように我々もがんばっていきたい」と話した。

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