あべのハルカス(大阪市阿倍野区)で9月21日、「キン肉マン友情の40周年展」開催概要発表会が開かれ、作者「ゆでたまご」と竹若元博さん(バッファロー吾郎)が登壇した。
あべのハルカス近鉄本店で9月24日まで開催された「キン肉マン友情の40周年展」に合わせて開催された発表会。同展は、キン肉マン連載40周年記念で企画され、作者の地元である大阪で始まった。会場では、カラーイラストや原画、キンケシ、フィギュアなど100点以上を展示する。
発表会では、ゆでたまごの2人が40数年前、中学生のときに近鉄百貨店阿倍野本店(あべのハルカスの前身)で開催された「近鉄漫画賞」が漫画家を志したきっかけと明かされた。応募した作品「ラーメン屋のトンやん」は入選して展示されたという。
作画担当の中井義則さんは「近鉄百貨店でプロの漫画家の原稿を目にして、その時の感動、熱いものに触発され、それが40年やってこられた原動力になっている」、原作担当の嶋田隆司さんは「(近鉄漫画賞で)俺たちもプロになるんやと、大阪の片田舎で誓い合った。それで何とか、キン肉マンという作品で東京に出ていった。その時は中井君しか友達がいなかった。それが、キン肉マンが徐々に人気が出てきて、友情によってファンが集まってきて、そしてあの40数年前と同じ場所で原画展ができるようになってうれしい」と、それぞれ話した。
嶋田さんは「まずは50年を目標に頑張れたら」、中井さんは「過去の人にはなりたくない。キン肉マンは生涯現役」と意気込む。編集者から言われているように「今の40代の人の目標となる漫画家でありたい」とも。
「キン肉マン友情の40周年展」は、東武百貨店池袋店で10月16日~29日、名古屋パルコで11月23日~12月8日に開催予定。