阿倍野・天王寺エリアを中心に9月20日から、演劇やアート、大道芸などのパフォーマンスを展開する「第2回大阪フリンジフェスティバル」が開かれる。
「大阪フリンジフェスティバル」は、英国スコットランドのエディンバラで1947年に始まった演劇フェスティバル「エディンバラフェスティバル」の中の自主参加型である「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」を手本にしたもの。阿倍野・天王寺エリアにある劇場やオープンスペースを利用し、祝祭都市の創造を目指す目的で企画され、昨年初開催された。実行委員は劇場や劇団関係者らで構成する。
今回は、エリアを西成、難波、上本町に拡大するなど、昨年の6会場から23会場に増やした。会場は、近鉄アート館、一心寺シアター倶楽、大阪市立阿倍野区民センターなど劇場(屋内)17会場、天王寺公園エントランスエリア「てんしば」、ハルカスウイングガーデンなどオープンスペース(屋外)6会場を予定する。参加団体は劇団を中心に国内から約30団体、海外から4カ国5団体が決定した。
松村嘉久委員長は「天王寺・阿倍野にはたくさんの劇場、オープンスペースがある。集客施設は国内の市場を相手にすると競合してお客さんを奪い合う関係にしかならない。外に目を向けて、日本各地、世界からお客さんと呼び込むにはいろいろな劇場があることが魅力になる。一定期間にさまざまなライブエンターテインメントが楽しめる瞬間に、この街全体の魅力が高まる」と話す。「飲食店も集積しているので、エンターテインメントを見るだけでなく、飲食も楽しみ、オープンスペースのイベントも楽しんでほしい」と期待を寄せる。
10月20日まで。