天王寺動物園のアジアゾウ「ラニー博子」天国に旅立つ 国内で4番目に高齢

アジアゾウ「ラニー博子」(2017年9月18日撮影)

アジアゾウ「ラニー博子」(2017年9月18日撮影)

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 天王寺動物園(大阪市天王寺区)が1月25日、アジアゾウ「ラニー博子」(雌、推定48歳)が死んだと発表した。

天王寺動物園に来園時のラニー博子

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 同園によると、2017年夏ごろから両前足の化膿(かのう)が進行し歩行に支障をきたすようになったため、秋口より積極的な治療を行ってきたという。今年1月23日から展示場に出なくなり、1月24日15時50分に起立不能になり、1月25日17時2分に死んだ。死因は現在調査中。

 ラニー博子は、1970(昭和45)年に大阪で開催された万国博覧会を記念してインド政府から贈られた。同園の人気者で国内のアジアゾウで4番目に高齢だった。

 同園のアジアゾウは、「春子」(雌、当時の推定年齢66歳)が2014年に死んで以来、ラニー博子が唯一飼育されていた。

 同園のゾウ舎屋内展示室前に26日から、献花台を設ける。

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