新世界のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区)の中層階屋上に10月27日、和風庭園「通天閣庭苑(ていえん)」が開設された。
タカショー(和歌山県海南市)がプロデュースした同庭園。約400平方メートル(有効面積227平方メートル)の空間に、ししおどしなどを設け和モダンな雰囲気を演出する。人工竹垣やフェイクグリーンを使い耐久性を高めた。夜間はライトアップする。
中層階屋上はビアガーデンが行われたことがあったが、2013年ごろからほとんど使われていなかった。
同塔を運営する通天閣観光(同)の西上雅章社長は「初代通天閣にも空中庭園と呼ばれた庭園があった。外国人の方に喜んでもらえる施設にしたい。雅楽や茶会もできれば」と話す。
営業時間は9時~21時。展望料金は、大人=700円、中学生・小学生・幼児(5歳以上)=400円。