近鉄アート館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)で10月21日・22日、ミヤコ蝶々を題材にしたミュージカル「蝶々さんの日記」を上演する。主催は劇団「SHOW-COMPANY」(八尾市)。
「なにわのおかん」として親しまれた女優・ミヤコ蝶々さん(1920-2000)の人生をミュージカル化。人気番組「漫才学校」「夫婦善哉」を現代にも通じるバラエティーショーとして構成し、2度の結婚・離婚、ヒロポン中毒の場面も描く。
プロデュース・演出・脚本も務める主演・阪上めいこさん(同劇団主宰)はミヤコ蝶々新芸スクールの第1期生。今回の舞台はミヤコ蝶々記念館の日向利一館長が阪上さんに提案したのがきっかけという。
ミヤコ蝶々記念館(箕面市)で行われた記者会見では阪上さんのほか、出演する笑福亭生喬さん、笑福亭生寿さん、魅多羅詩じゅん子さんらが出席した。
阪上さんは「日向さんからミヤコ蝶々をやってみないかと声を掛けていただいたが、あまりにも恐れ多くて私ごときにはでないと何度も断った。やるからには本気で取り掛からなければと、蝶々先生が出された本を全て読み、日記も読ませてもらった」と話し、「SHOW-COMPANYらしい笑いと涙と感動のあるミュージカルにしたい」と意気込む。
開演は、21日=15時・19時、22日=12時・16時。観覧料は、一般=4,500円(当日5,000円)、学生=3,500円(同4,000円)。全席自由席。