大阪市立自然史博物館で「瀬戸内海の自然を楽しむ」 ザトウクジラの標本も

ザトウクジラの全身骨格標本

ザトウクジラの全身骨格標本

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 長居公園(大阪市東住吉区)内の大阪市立自然史博物館で7月15日、特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ -生き物のにぎわいとその恵み-」が始まった。

瀬戸内海の漁業を解説

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 瀬戸内海の魚、貝、植物の実物標本などを展示する同展。展示構成は、環境ごとに見られる生き物を紹介する「瀬戸内海の自然」、漁具などを展示する「瀬戸内海の漁業」など。なりわいや産業の変化によって瀬戸内海から消えてしまった風景や抱える問題と解決に向けた取り組みも紹介する。同館学芸員によると、5年前から瀬戸内海沿岸の博物館・水族館などと連携して市民参加の観察会や調査会などを行って備えたという。

 今回の目玉展示として、泉南郡岬町で2015年9月に死亡漂着したザトウクジラを解体した後、骨格標本として同館に収蔵した全身骨格標本(全長約7メートル)を初公開する。愛称を募集する企画も行い、会場内で9月3日まで受け付ける。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(8月14日・9月18日・10月9日は開館、9月19日・10月10日は休館)。観覧料は、大人=500円、高校生・大学生=300円、中学生以下無料。10月15日まで。

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