大阪芸術大学スカイキャンパス(大阪市阿倍野区、あべのハルカス24階)で7月15日、展覧会「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」が始まった。
同大デザイン学科イラストコース出身のイラストレーター中村佑介さんが15周年の節目を記念して開く同展。15のテーマに分けて完成イラストのほか、着色前の線画やアイデアスケッチ、学生のころに手掛けた作品など約200点を展示。同展のために3作品を描き下ろした。
2002年に活動を始めた中村さんは、アニメーションのキャラクターデザインやテレビ・ラジオ出演などのほか、ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、小説「謎解きはディナーのあとで」「夜は短し歩けよ乙女」などの書籍カバーを手掛ける。
ハルカスから近い寺田町に10年間住んでいたという中村さんは「ここにある作品のほとんどはこの辺りで描いたもの。作品も僕も元に帰ってきた感じで感慨深い。天王寺にはあまり観光客が来ないので他県から来られた方が、通天閣があの辺にあるんだとかを知ってもらえたら、好きな街なのでうれしい」と話す。
開催時間は11時~19時。入場料は、一般=800円、高校生以下無料。9月18日まで。