通天閣(大阪市浪速区)で7月12日、同塔とバベルの塔の友好タワー提携調印式が開かれた。
国立国際美術館(北区)で「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」(7月18日~10月15日)が開催されることを記念して、「塔」つながりで企画された。同展では、ピーテル・ブリューゲル1世の代表作の一つである「バベルの塔」を日本で24年ぶりに展示するなど、16世紀に活動したネーデルラントの作家の作品約90点を展示する。
調印式には、通天閣展望台に鎮座するビリケンさんをモチーフにしたビリケンちゃん、バベルの塔公式マスコットキャラクターのタラ夫が登場。東大LEGO部が4万6000個のレゴで作ったバベルの塔も披露された。
通天閣を運営する通天閣観光の西上雅章社長は「通天閣は昨年60周年を迎えて高さもちょっぴり高くなって108メートルになった。バベルの塔は旧約聖書に出てくる話だが、通天閣はこれからも光り輝いて大阪の街を照らす」と話した。