近鉄百貨店は5月10日、各店でお中元商戦を始めた。あべのハルカス(大阪市阿倍野区)の本店では出陣式も開いた。
昨年に比べ1週間早く、在阪百貨店でも一番早いという「お中元ギフトセンター」を開設。アイテム数は前年並みの約1500点。傾向として自分用や家族用などの自家需要が増加傾向といい、自家需要専用カタログの掲載点数を増やした。そのほか、正月の福袋や父の日・母の日のプレゼントで増えているホテルの宿泊やレストランでの食事などの「体感型」のギフトを初めて扱う。
本店では開店前に出陣式を実施。法被や浴衣を着用した社員が「お中元商戦、元気で笑顔で頑張ろう」と大きな掛け声を上げた。
本店での見込みは、平均単価が3,500円、一客当たり買い上げ額が1万4,000円、一客当たり贈答件数が4.1件という。売り上げ目標は2%増。大竹務販売推進部長は「近年は少し良いものを贈る傾向。素材、生産地、製造工程にこだわったプレミアム感のある商品を充実させている」と話す。
対象店は、あべのハルカス近鉄本店、上本町店、東大阪店、奈良店、橿原店、生駒店、和歌山店、草津店、四日市店。8月5日まで(草津店は5月24日から、四日市店は6月7日から)。