あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)ウイング館8階の近鉄アート館で1月30日から、OSK日本歌劇団による訪日外国人向け公演「REVUE JAPAN ~GEISHA&SAMURAI~」が行われる。
中華圏の旧正月「春節」に合わせて行う同公演。侍と芸者を題材にした2部構成となる。日本舞踊や殺陣を取り入れ、日本語を理解されない外国人にも楽しめるノンバーバル(非言語)エンターテインメントとして上演。英語の字幕や中国語のナレーションも付ける。同劇団が国内で外国人向けの公演を行うのは初めて。SNSでの広がりを見込み、通常公演と違い公演中の写真撮影も可能にした。
OSKはJTB西日本と公演共同実施契約を締結して同公演を実施。JTB西日本は関西で4カ所の外国人専用の観光案内所を運営しているが、外国人旅行者から「夕食後に楽しめるエンターテインメントはないか」という要望が多かったという。
OSKの山口能孝社長は「劇団員とは世界に通用するものを作っていこうと話をしている。世界で通用する劇団にならないと日本で生き残れない。こちらから行かずに来ていただけるだけでもありがたい。定期開催できれば」と話す。
公演時間は19時~20時(1月31日・2月1日は16時~・19時~の2回公演)。観劇料は、SS席(指定席)=6,500円、S(自由席)=5,000円、学生割引(自由席)=3,000円。当日券はそれぞれ500円加算。2月4日まで。