梅田ブルク7(大阪市北区)で1月29日、松坂桃李さんと菅田将暉さんW主演の映画「キセキ -あの日のソビト-」(兼重淳監督)の舞台あいさつが行われ、天王寺動物園(天王寺区)のニワトリ「マサヒロ」も登壇した。
マサヒロは、ヒヨコのころにアライグマやキツネの生き餌として天王寺動物園に2015年に搬入されたが、マガモのひなに餌を食べさせる先生役に選ばれたことから食べられずに済んだなど、3度の危機を奇跡的に生き延びた幸運のニワトリ。「奇跡のニワトリ」としてメディアに度々取り上げられ、園内で出待ちのファンがいるほどの人気者になっている。
この日舞台あいさつを行った同作は、「GReeeeN」のヒット曲「キセキ」の誕生エピソードを題材にした青春ドラマ。弟の才能に夢を託す兄のジン役を松坂桃李さん、歯科医師を目指しながら音楽に魅了されていくジンの弟・ヒデ役を菅田将暉さんが演じる。1月28日ロードショー。
舞台あいさつにマサヒロは「映画応援隊鳥(たいちょう)」として登場。松坂さん、菅田さん、兼重監督に映画「キセキ」が大ヒットへ羽ばたいていくことを願い、マサヒロの羽も贈った。
松坂さんは「この作品は温かく、ほっこりする余韻が残る作品だと思う。一つの楽しみ方として(鑑賞後に)カラオケに行くのも良いのでは」、菅田さんは「地元大阪に帰ってこれてうれしい。マサヒロ君と共に舞台あいさつできて幸せです。映画が面白いと思ったらいろんな人に広めてほしい」と、それぞれ話していた。