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四天王寺に「野沢菜」伝来記念碑 天王寺蕪が起源

「野沢菜」伝来記念碑(写真左から難波会長、富井村長)

「野沢菜」伝来記念碑(写真左から難波会長、富井村長)

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 四天王寺(大阪市天王寺区)で11月10日、天王寺蕪(かぶら)を起源とする「野沢菜」伝来記念碑の除幕式が開かれた。

四天王寺の僧侶による建立落慶法要

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 野沢温泉村(長野県)が建立した記念碑には「野沢菜原種 旅の起点」と記された。野沢菜は、1756(宝暦6)年に健命寺(野沢温泉村)の住職が修行先の大阪から持ち帰った天王寺蕪の種を寺で育てたのが起源と伝えられ、高冷地のためカブの部分が大きくならず葉だけが育ったという。

 なにわの伝統野菜にも指定されている天王寺蕪は天王寺が発祥とされ、江戸時代は多くの畑があったと伝えられている。天王寺区は区広報誌で特集を組むなどのPRを展開している。

 当日は、野沢温泉村の富井俊雄村長、野沢温泉村村議会・久保田三代議長、野沢温泉観光協会・森行成会長、天王寺蕪の会・難波利三会長、天王寺区・西山忠邦区長、阿倍野区・宝田啓行区長らが出席。同寺僧侶による建立落慶法要も執り行われた。

 同式で富井村長は「(野沢菜が伝わって250年で始めた)7年間の事業も、この記念碑で完結になる。ここに集まっている一同、私を含め命はいずれ絶えます。この記念碑が100年後、200年後、今日の出来事を伝えてくれるだろうと今、夢を見ています」と話した。

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