あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で現在、7月30日の「土用の丑の日」に向けたうなぎ商戦が展開されている。
土用の丑の時期は、地下食料品売り場に定番のうなぎ弁当など夏バテを乗り切ろうと精のつくものを求める人が多く来店。広報担当者によると「恵方巻きが出る節分と並ぶ商戦」という。
同店ウイング館地下2階には、「うな源」(奈良県大和高田市)が7月30日までの期間限定で出店。同社の森本猛央社長と高校の同級生という縁で元ラグビー日本代表の大畑大介さんが考案した「紅白重」(3,001円)も扱う。紅白重は、かば焼きと白焼きを紅白に見立てたうなぎ弁当。白焼きは岩塩をふりかけ、バターを塗るオリジナルという。
森本社長は「白焼きはわさびじょうゆが一般的だが、余熱のうちにバターを溶かして岩塩をふりかけて塩バター風にした。うなぎは愛知県産。ネーミングはラグビー日本代表の桜のジャージーが赤と白の紅白から。彼(大畑さん)はアイデアが豊富」、大畑さんは「同じ食材でも香辛料だったりスパイスで大きく変わってくる。うなぎはかば焼きの固定概念があるが、すごい可能性がある食材。物自体がおいしいので知ってほしい」と、それぞれ話す。
地下食料品売り場ではほか、うなぎも使う「銀座ハゲ天」のスタミナ天丼(1,080円)、「マルカワ」のうなぎわさびとろろ丼(698円)なども用意する。
営業時間は10時~20時30分(地下2階~3.5階)。