通天閣近くの劇場「シアター朝日」(大阪市浪速区恵美須東2)で6月6日、毎週開催する「新世界歌謡ステージ」の初回公演が行われた。
映画館を全面改装して昨年12月に誕生した多目的劇場。ここで歌謡ショーも行われてきたが、新世界で毎週決まった曜日に歌謡ショーが開かれるのは通天閣地下劇場で2013年まで開かれた興行「通天閣歌謡劇場」以来、3年ぶりとなる。
新世界歌謡ステージは1日4回公演で、各回1時間の間に4組が出演する。各公演とも内容・出演者が変わる。ジャンルは演歌だけなく、ポップスなども。毎月テーマを決め、6月は「大阪うためぐり」で大阪をテーマにした楽曲も取り組む。現在は8月末までの予定だが、好評であれば続けていきたいという。主催は同劇場を運営する橋本土地興行。
初回は通天閣歌謡劇場にも出演していた「通天閣のおやゆび姫」こと吉野悦世さん、元SDN48の大河内美紗さんら計8人が出演した。
同歌謡ショーのステージサポーターも務める吉野さんは「これから、お客さんに支えてもらえるように頑張る。通天閣歌謡劇場とはシステムも違うし、いろんな楽しみ方ができる」と話す。
大河内さんは「街に着いたときから大阪のパワー全開で楽屋に入るとさらに大阪のパワーを感じた。お客さんも温かく迎えてくれた。また呼んでほしい」と話し、「関西でどんどん歌っていきたい。(出身地の和歌山で)昨年国体のイベントで初めて歌った。地元で歌えるのに10年かかった」とほほ笑む。
公演は毎週月曜。開演時間は11時30分、13時、14時30分、16時で入れ替え制。入場料は1公演1,000円。8月29日まで。