阿倍野・近鉄アート館で「歌劇な噺劇」 宝塚・OSKの元スター集結

(左から)桂九雀さん、桜花昇ぼるさん、未央一さん、洋あおいさん、紅壱子さん

(左から)桂九雀さん、桜花昇ぼるさん、未央一さん、洋あおいさん、紅壱子さん

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 あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)ウイング館8階の近鉄アート館で6月24日~26日、宝塚歌劇団とOSK日本歌劇団の元トップスター、元スターが出演する「歌劇な噺(はなし)劇」が上演される。SPACE9(同)で4月18日、記者会見が開かれた。

「歌劇な噺劇」の出演者

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 出演は、未央一さん、加茂川志ぶきさん、青山雪菜さん、風早優さん、毬穂えりなさん、神房佳希さん(以上元宝塚)、洋あおいさん、桜花昇ぼるさん、有希晃さん、沙月梨乃さん、友麻亜里さん、大咲せり花さん、雪乃美玲さん、鈴峯ゆいさん、実桜くららさん(以上元OSK)。作品は「井戸の茶碗(わん)」「江島屋騒動」「ねずみ」を題材に桂九雀さんが脚色した。

 会見には、洋あおいさん、未央一さん、桜花昇ぼるさんらの出演者や桂九雀さん、演出の紅壱子さんが登壇。紅さんは「大阪を盛り上げる意味でこの人たちを生かしたい。役者としても力を付けてほしい。やる気のある人だけ来てと言ったらこれだけ集まった」と話す。

 洋さんは「手拭いと扇子だけで芝居をする厳しい条件ですが、自分の持っていなかったものを引き出していただけるのではないか。今から楽しみ」、未央さんは「いつか挑戦したいと思っていた。メンバーと楽しく真面目に謙虚に大胆にやりたい」、桜花さんは「歌劇出身の皆さんとご一緒させてもらってうれしい。芝居に力をつけてこの舞台に立ちたい」とそれぞれ、意気込みを語った。

 噺劇は複数で演じる落語的手法で見せる芝居。舞台の大道具や小道具は無く、落語のように小道具は扇子と手拭いだけを使う。落語家の桂九雀さんが考案した。桂さんは会見で「芝居はお金が掛かる。照明や大道具とかそういうもの無しでできないかと、取っていったら落語に近くなった。落語の手法でお客さんの想像力に委ねてやろうとしたのが11年前、噺劇のスタート」と振り返る。

 開演時間は24日=19時、25日=12時・16時、26日=12時。料金は5,500円(前売り5,000円)。全席指定。

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