近鉄百貨店阿倍野本店（大阪市阿倍野区阿倍野筋1）9階に10月13日、関西で今年トップを切って「お歳暮承りカウンター」が開設され、出陣式も行われた。

着物を着た従業員が客を出迎えた

　同店の今年の歳暮テーマは「贈りたいのは、きもちです。」。「近年はお歳暮を『身近な人に感謝を伝える機会』ととらえる人が増えており、両親や恩師など限られた大切な人に贈るので、相手の好みと品質を重視した商品に人気が集まっている」と広報担当者。

　同店の昨年の売り上げ順は「産地直送」「ハム」「ビール」「洋菓子」「嗜好（しこう）品飲料」で、今年の順位予想も同じだという。期間中の売り上目標は前年並みにした。「インターネット販売は年々拡大傾向」とも。

　東日本大震災の被災地復興支援として、中元に引き続き東北地方の産品を使った食品も展開する「東北をお買い物で応援しよう」も実施。「がんばろう、日本」のメッセージが入ったオリジナルのタオルマフラー（501円）も販売し、収益金の全額を義援金として寄付する。

　「お歳暮承りカウンター」は11月17日～12月14日に規模を拡大し、最大時点数1300点を用意する。

　当日は、開店前に出陣式を開催。「お歳暮商戦 笑顔で元気に頑張ろう！」の掛け声に「おう！」とハッピ姿の職員が拳を振り上げた。開店時には着物を着た従業員3人が客を出迎えた。