新世界に多目的劇場「シアター朝日」 前夜祭の歌謡ショーに吉野悦世さんら

(左から)青木美香子さん、小島さちさん、吉野悦世さん、あさひめ

(左から)青木美香子さん、小島さちさん、吉野悦世さん、あさひめ

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 通天閣が中心に立つ新世界に新たな多目的劇場「新世界シアター朝日」(大阪市浪速区)が誕生する。11月18日、前夜祭・こけら落とし公演に出演する歌手などが会見を開いた。

会見に出席した吉野悦世さんら

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 同劇場は9月に閉館した映画館「新世界日活」を改装。演芸、演劇、歌謡ショーなどの公演を行う多目的劇場として生まれ変わる。席数は196席。12月23日・24日に前夜祭となる「年忘れビッグ歌謡ショー」、来年1月2日~4日にこけら落とし公演「新春歌謡ショー」を予定する。

 新世界では2013年9月、歌謡ショー「通天閣歌謡劇場」と寄席「通天閣劇場TENGEKI」を開いてきた通天閣地下劇場が閉館した。前夜祭、こけら落とし公演には同歌謡劇場に出演していた通天閣のおやゆび姫こと吉野悦世さんなど各日約10組が出演する。

 会見には、吉野さん、小島さちさん、青木美香子さんの演歌歌手のほか、同劇場を経営する橋本土地興行の橋本芳子社長らが出席。橋本社長は「新世界は昔から興行の街として親しまれていた。シアター朝日は質の高い娯楽の発信地として地域の発展とにぎわい復活に貢献していきたい」、吉野さんは「(劇場ができて)幸せ。新世界は演歌が似合う街。若い世代の方やお年寄りの方も楽しめる劇場を目指す」と、それぞれ意気込む。

 併せて、同劇場から誕生するアイドルユニット「あさひめ」のメンバー3人が登場。同ユニットは昭和歌謡を歌うのが特徴で、現在のメンバーは11~21歳の女性6人。前夜祭、こけら落とし公演に出演する。リーダーの古原雅純さんは「新世界は可能性のある街。新世界がもっと盛り上がったら」と話す。

 「年忘れビッグ歌謡ショー」の開演時間は12時、16時の2回公演。入場料は各2,000円(前売り1,500円)。

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