天王寺公園（大阪市天王寺区）エントランスエリア（愛称＝てんしば）で10月24日・25日、市民参加型イベント「『縁活』芝あそびフェスティバル」が開かれた。主催はあべのハルカス近鉄本店。

にぎわった天王寺公園てんしば

　縁活は2013年から、近鉄本店内にある5カ所の街ステーションで市民活動団体がさまざまなプログラムを展開する取り組み。ワークショップなどの体験型プログラムを多く実施し、ボランティアが活動をサポートしている。

　両日とも、10月1日にリニューアルオープンした同エリアの象徴となる芝生広場で主に子ども向けのプログラムなどを約30の市民活動団体が展開した。「A-yan!!関西を盛り上げるNPO」は段ボールキャタピラーでの競争や綱引きなどを行い、子どもたちは真剣な表情で取り組んだ。そのほか、スタンプラリー、皿回し体験、風船バレー、さをり織り体験なども。会場には2日間で計約4万5000人（主催者発表）が来園。特に親子連れの姿が目立った。

　縁活事務局の豕瀬利之さんは「構想は1年。市民活動団体の有志や縁活のボランティアメンバーが助けてくれた。来園者に聞くと、このイベント目当ての人も多かった。子どもたちが楽しんでもらえたのでうれしい」と話し、「今までより（縁活のことを）知ってもらえたと思う。団体、お客さんとまだまだつながっていきたい。普段の縁活にも来てほしい。またここでできたら」とも。