天王寺動物園(大阪市天王寺区)で7月31日、ホッキョックグマに魚をプレゼントするイベントが開かれた。
発泡スチロール協会が、地球温暖化の影響により絶滅が危惧されている「ホッキョクグマの保護」と「ストップ!地球温暖化!」の願いを込めて全国のホッキョクグマに新鮮な魚を贈るキャンペーンとして実施した。
当日は、昨年11月に誕生した「モモ」(雌)と母親の「バフィン」(23歳)に贈るニジマスを発泡スチロールに入れて用意。2頭に贈る直前に授乳が始まって開始が遅れたほか、プールに投げ入れた魚をくわえたモモがバフィンに追いかけられ、最後はバフィンに取り上げられる場面では多くの観覧客から笑いが起きるなど終始和やかな雰囲気だった。
飼育スタッフは「今は日本の動物園でホッキョクグマ親子の授乳している様子が見られるのは北海道の円山動物園とここだけ。親子の姿を楽しんでもらえれば」と話す。