地下鉄・阿倍野駅近くのアートスペース「あべのま」(大阪市阿倍野区阿倍野筋4)で現在、家族6人の手掛けた作品などを展示する展覧会「祖父と祖母と父と母と姉と妹といつものこと」が開かれている。
高槻市在住の寺田さん一家の日々の暮らしとその中から生まれる作品などを展示する同展。会場には、現代美術家の妹のアート作品、母が手掛けたパッチワークのエコバッグ、姉が描いたイラスト、祖父が制作したブローチなどが並ぶ。
ほか、父の玄関先でたたき続けた蚊の数(昨年は4033匹)をまとめた折れ線グラフ、洪水になったらどうなるかが気になって調べて淀川全体にも及んだ洪水域マップなども展示する。
同スペースは昨年4月、第一子誕生を記録した写真家の展覧会でスタート。運営する高橋静香さんは「この展覧会を開いたきっかけは(妹の)就子さんからお父さんの蚊の話など家族が面白いと聞いてから。1周年記念で家族をテーマにしたものを開きたかった。ほかにない展覧会だと思う」と話す。
開催日時は金曜・土曜・日曜の13時~19時(金曜は18時まで)。入場無料。7月5日まで。