あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)タワー館7階森の広場で1月2日、アフリカン現代アートの作品を展示販売する「ティンガティンガ原画展」が始まった。
ティンガティンガ・アートは1960年代にタンザニアで誕生した絵画の手法で、サバンナの動物やアフリカの自然を主に鮮やかに描く。同展は1月1日に100周年を迎えた天王寺動物園(天王寺区)の記念企画。昨年近畿日本鉄道が同園に寄贈したアミメキリン「ハルカス」(雌)が元日に2歳の誕生日を迎えたことも記念して開く。
会場では、タンザニアから来日したティンガティンガアーティストのムワメディさんがライブペインティングも行う(13時~18時)ほか、オーダーメードでも受け付ける(限定数)。アフリカ製品を輸入するバラカ(中央区)が絵画約100点のほか、アクセサリーや布製品などアフリカ雑貨も販売する。
ムワンディさんは1月1日、天王寺動物園の100周年イベントにも登場。同園のキリン2頭や「あべのハルカス」「通天閣」などを描いた絵画を同園に寄贈した。ムアンディさんは「(天王寺動物園の100周年は)自分たちの国より古いのが素晴らしい。ハルカスの高さに驚いた」と話し、「一生懸命描いているので、たくさんの人に見てほしい。タンザニアは天王寺動物園にいる野生動物が多く、遠くてもつながっていることを知ってほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。今月14日まで。