四天王寺の支院「愛染堂」(大阪市天王寺区夕陽丘)で6月29日、翌30日に始まる夏祭り「愛染まつり」とのコラボで映画「好きっていいなよ。」のPRイベントを開き、同作に出演する川口春奈さんが登場した。
愛染まつりは毎年6月30日~7月2日に同寺で毎年開かれる夏祭り。公募で選ばれた浴衣姿の愛染娘12人が初日に宝恵駕籠(ほえかご)に乗って谷町筋を練り歩く「宝恵駕籠パレード」、境内でかごを高く上げる「かご上げ」が恒例。「天神祭」「住吉祭」と並ぶ大阪三大夏祭りの一つ。
7月12日から公開する「好きっていいなよ。」は、累計600万部の葉月かなえさんの人気コミックが原作のラブストーリー。川口さんのほか、福士蒼汰さんなどが出演する。今回のコラボは境内に1962年公開の恋愛映画「愛染かつら」のキャンペーンで愛染かつらの木が植え付けられ、祭られる愛染明王が主に良縁成就の本尊から恋愛成就つながりで行ったという。
約25年ぶりとなる同祭の公式前夜祭としても開かれた同イベント。当日は川口さんと日向朝子監督が登場し、地元高校生から質問を聞くなどして交流。映画とコラボした宝恵駕籠特別号も披露し、愛染娘のように川口さんが乗る「かご上げ」も行われた。
川口さんは女子高校生からの「大阪で好きっていえる場所は」の質問に「(吉本)新喜劇を見るのが好きで、大阪に来たときは行っている。大阪の皆さんはフレンドリーで温かい気持ちになれる」、宝恵駕籠に乗った感想は「とても貴重な経験ができた。高いところは平気」と話した。