新世界会館(大阪市浪速区恵美須東1)で7月7日、大阪市立大学大学院生の八木寛之さんが「新世界今昔物語」をテーマに講演を行った。
八木寛之さんと「Osaka翔Gangs」リーダーのKajyuさん
当日は、店舗の割合・人口・労働人数などの推移や外からのイメージ、歴史などの研究成果を発表。50年前には映画館が多く、現在は串カツ店が増えたことなどにも触れた。
八木さんは6年前に「通天閣」を題材にした卒業論文を手掛けた際に、「通天閣なら新世界のことから調べなければ」と言われたのをきっかけに新世界の研究を始め、地元住民への聞き込みやイベントへの参加などに積極的に取り組んできた。
会場には地元商店主など約50人が集まり、講演後には「これからの新世界の方向性」について熱い議論が繰り広げられる一幕もあった。新世界PR大使を務めるダンス&ボーカルユニット「Osaka翔Gangs」リーダーのKajyu(カジュ)さんも、「新世界をPRするには新世界を知らなければ」と参加した。
講演会は浪速区が制定した「なにわの日(7月28日)」関連イベントの一つとして行われた。