通天閣前の新世界会館(大阪市浪速区)で4月2日、旭高等学校(旭区)の生徒が新世界のマップを制作する企画「高校生による新世界探検隊」の発表会を開いた。
同校の生徒10人は先月、新世界を歩いて取材を行い、高校生目線で見た面白いスポットをマップにまとめた。企画には若手商店主などで構成する新世界援隊が協力。生徒らは、通天閣、天王寺動物園は知っているが新世界の街がどういう所が興味があったという。
当日は、同所の商店主など約20人を前に生徒が制作したマップを公開したほか、街の印象や学校内で行った新世界の印象などのアンケート結果を発表。生徒らは「(恵美須町)駅から上がってすぐに通天閣が見えるのがいい」「おまけが付いてくる自動販売機が面白い」「観光客向けにキャリーバッグを入れるロッカーがあれば」などと話した。「商店街の入り口にどんな店があるのか地図を貼れば」「客引きが多いのは高校生からすると怖い」「高校生が遊べる場所が少ない」など厳しい意見も。
制作したマップは商店主などの意見をもとに手直しを加え、ゴールデンウイークごろ同所で配布を始める予定。