近鉄百貨店(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)は7月1日、日本一高いビル「あべのハルカス」で6月13日に一部先行オープンした「あべのハルカス近鉄本店」(同)の6月の売上高と来店客数を発表した。
6月(18日間)の売上高(取扱高ベース)は約70億円(対前年1.7倍)、来店客数は約200万人(対前年2.6倍)と発表。44店(2800席)の飲食店が入ったレストラン街「あべのハルカスダイニング」などに行列ができ、周辺の商業施設まで波及する様子が見られる。
同店は近鉄百貨店阿倍野本店から名称変更し、タワー館部分の地下2階~14階に先行オープン。これまで本店だった部分はウイング館として現在、4階~7階などが改修工事に入っている。全面開業時の営業面積は10万平方メートルで、百貨店では日本最大となる。
同店の初年度(全面開業後)の年間予想来店客数が4500万人、取扱高ベース売上高(百貨店の売上高と専門店部分の取扱い高を合計)は1,450億円、目標売上高(百貨店の売り上げと専門店の賃貸収入の合計)1,190億円を、それぞれ見込んでいる。