新世界・スパワールド世界の大温泉(大阪市浪速区恵美須東3)北側階段下の特設会場で4月20日、大阪市電霞町線開業100周年記念イベントが始まる。主催は大阪市交通局と新世界100周年実行委員会。
会場には、大阪市交通局森之宮検車場で保存している1954(昭和29)年から1968(昭和43)年まで活躍した市電2201号車の車両を5月19日まで展示する。土曜・日曜(5月4日・5日除く)は、展示車両の車内開放(10時~16時)、レトロ縁日や大道芸(11時~16時)、万華鏡投影(日没から21時)などを催し、5月11日・12日は東北物産展(11時~15時)も開く。
大阪市交通局が運営していた路面電車「市電」は1903(明治36)年~1969(昭和44)年まで運行。恵美須町~霞町間を結んでいた大阪市電霞町線は1913(大正2)年~1966(昭和41)年まで運行していた。
通天閣が立つ新世界は昨年7月、基となるルナパークの開業から数えて100周年を迎えた。将棋クラブ、スマートボール、老舗串カツ店など昭和レトロな雰囲気が残る魅力をPRすることを目的に「昭和村」開村も宣言することになった。名誉村長には新世界100周年の公式キャラクター「キン肉マン」の作者「ゆでたまご」を任命する。
キン肉マン関連では、ウォーズマンなどのオブジェを製作して新世界で展示しているほか、通天閣にミュージアムを開設、通天閣本通商店街にグッズ専門店「マッスルショップ」が開店するなどし、全国からファンが集まっている。
初日の20日には記念セレモニーも開催。ゆでたまごの嶋田隆司さんが登場し、通天閣オフィシャルバンド「通天交響楽団」の演奏などを予定する。開始時間は10時。