昭和町の有形文化財の町家で「田辺寄席」-桂文太さんが落語披露

田辺寄席in寺西家に出演した桂文太さん

田辺寄席in寺西家に出演した桂文太さん

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 登録有形文化財の寺西家住宅(阿倍野区阪南町1)で5月28日、落語会「田辺寄席in寺西家」が開かれた。

田辺寄席が開催された寺西家

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 毎月第4土曜日に開かれている落語会。2007年に始まり、現在まで約50回開かれている。当日は、桂文太さん・桂雀松さん・桂小鯛さんが落語を披露した。

 会場の寺西家住宅は1926(大正15)年に建築された戸建て住宅。毎年4月29日に開催されているイベント「どっぷり、昭和町。」の開催場所にもなっている。

 田辺寄席は1974(昭和49)年から37年続き、毎月第3土曜日・翌日曜日に桃ヶ池公園市民活動センター(桃ケ池町1)でも開かれている。桂文太さんは第1回から出演し、病気で目が不自由になった現在でも、演目以外に「開口0番」(文太の前話)を開演10分前に行い元気な姿を見せている。東日本大震災で関西に避難した被災者を招待する活動も行っている。

 主催している田辺寄席世話人会は地元住民らで運営。第1回から携わっている大久保敏さんは「観客は遠方からの人が多いので、もっと地元の人に見てもらいたい」と話す。

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