天王寺公園(大阪市天王寺区茶臼山町)で12月9日、「なにわ伝統野菜 天王寺蕪(カブラ)収穫祭2012」が開かれた。
当日は、収穫されたばかりの天王寺蕪の「蕪のしょうがスープ」、田辺大根の「大根ステーキ」が振る舞われた。配布ブースには天王寺区・水谷翔太区長も参加した。
会場には、ももてんちゃん(天王寺区)、あべのん(阿倍野区)、ゴーゴくん(天王寺動物園)、ちん電くん(阪堺電車)などのご当地キャラも登場。なにわ伝統野菜などを販売するブースが設けられた。
ステージでは、農学博士・森下正博さん、天王寺蕪の会事務局長の難波りんごさんらが天王寺蕪の説明や紙芝居を行ったほか、ライブなども催された。
天王寺村と言われたこの辺りで、1903(明治36)年に催された第5回内国勧業博覧会で地域が開発される前までは一帯が蕪畑だったという。1874(明治7)年に創立された天王寺小学校(大道1)の校章にはカブラがデザインされている。1997年ころに復活し、天王寺動物園でも生産している。