通天閣(浪速区恵美須東1)は5月14日、東日本大震災の犠牲者への弔意を表し、3月12日から消灯していたネオンを約2カ月ぶりに再点灯した。
点灯は地元商店主らが見守る中、日没30分前の18時23分に行われた。
日立製作所と1957(昭和32)年に賃貸借契約を締結し、現在に至る同ネオン。ネオン管総本数は7,630本で、広告サイズは横幅約5.5メートル、高さ約45メートル。
6月21日(夏至の日)にも開催予定の「ライトダウンキャンペーン」にも参加して、消灯を予定する。
通天閣ネオンは今年リニューアルを予定しており、今月27日まで標語を募集している。募集の経緯は、「来年が新世界誕生100周年であることを世間に広く知っていただき、新世界(通天閣)が大阪や日本を代表する観光名所としてさらに発展を遂げていく契機とするため、広告スポンサーの日立製作所と協議の上、決定した」と同施設広報担当者。
募集作品は「通天閣から世界に向けたメッセージ」をテーマにしたもので12文字以内。ホームページで受け付けている。