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新世界の喫茶店10店に「レスカあります」-専門学生がポップ製作

サイミさん(写真右)と打ち合わせをする商店主ら(撮影地=グリルDEN・EN)

サイミさん(写真右)と打ち合わせをする商店主ら(撮影地=グリルDEN・EN)

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 新世界(大阪市浪速区恵美須東)の喫茶店10店に現在、「レスカあります」のポップが貼られている。

新世界の喫茶店に「レスカあります」

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 レスカは、レモンスカッシュの略で一般的には使われなくなってきた死語だが、「冷コー」(アイスコーヒーのこと)と並び新世界の喫茶店で日常的に使われている。新世界若手の会「新世界援隊」副代表の近藤正孝さんは今年2月に「冷コーあります」のポップを発案。新世界の喫茶店10店以上に貼り出したところ、観光客が撮影するなど話題になった。

 「レスカあります」のポップは、近藤さんが今年5月に新世界一帯で催されたアートイベント「ツムテンカク」で知り合ったグラフィックデザイナ-を目指すデザイン科専門学生の通称サイミさんに依頼して製作。サイミさんは喫茶レストラン「グリルDEN・EN」の新世界で100年前にあったという幻のメニューを現代風に再現した「平成の焼氷」の看板、串カツ店の「ソ-スの2度づけはお断りいたします」などのポップも製作している。

 サイミさんは「大阪の中で1番個性的な街、新世界が私は好きなのでデザインの分野でこれからも少しでも貢献できることをさせてもらいたいし、自分自身も新世界のいろんなお店をもっと知りたいと思っている」と話す。近藤さんは「さまざま分野の若い人が活動できる土壌を作っていきたい」と意気込む。

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