阿倍野・三味線店経営のダイニングバー「せん」、三味線ライブ始める

「わいんダイニングせん」で三味線ライブを開いた山田栄水さん

「わいんダイニングせん」で三味線ライブを開いた山田栄水さん

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 あべのルシアス(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)1階のダイニングバー「わいんダイニング せん」(TEL 06-6641-2539)で8月19日、三味線ライブが開かれた。

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 同店の前身は明治中期から続く三味線店「丹幸・中西楽器店」の支店。1951(昭和26)年に阿倍野に移転。移転当時は芸人が多く住んでたといわれる天王寺村で、三味線を弾く芸人の御用達店だった。再開発に伴い、あべのルシアスに移転。2008年に業態変更。店主の中西さんが体を壊してからはシェフを雇い、本業の三味線は北畠(同区)の本店で専念していた。

 今回、2008年に数回開いていた落語会や三味線のライブを定休日の日曜に再び開こうと中西さんらが企画。カラオケ教室も開く予定という。

 当日は、12年前に同店で初めて三味線を購入したという竹山流・津軽三味線の山田栄水さんがライブを開いた。満席となった約15人の観客を前に、約1時間半かけて演奏を行った。

 中西さんは「寄席でも三味線を弾く芸人が少なくなった。三味線の音をCDとかでなく、生で聴いてほしい」と話す。

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