新世界の串カツ店「横綱 通天閣店」(大阪市浪速区恵美須東3)隣に8月11日、幸福の神様ビリケンさんを祭る「ビリケン神社」が誕生した。
ビリケン神社は、先月オープンした同串カツ店、土産店が入居するビルの1階に開設。ビリケンさんは通天閣展望台に鎮座している木像と違い、ブロンズ像で高さ50センチ。
100年前に開業した新世界の基になる遊園地「ルナパーク」にあったといわれるビリケン堂に安置されていたビリケンさん(初代)は、ルナパークの閉園とともに行方不明になった。今回の開設場所はビリケン堂があった辺り。今年7月3日に新世界が100周年を迎え、ビリケンさんが新世界に来て100年たつことを記念して新世界串かつ振興会が同神社を建立した。
当日は落成式を開催。今宮戎神社の宮司が神事を執り行った。今月1日に公募で就任したばかりの玉置賢司浪速区長、新世界町会連合会の松本芳夫会長、新世界の串カツをPRするキャラクター「くしたん」などが出席した。
玉置区長は「有名なビリケンさんの神社ができたことで新世界の繁栄につながれば」と話し、松本会長は「末永くこの神社が栄えるように」と期待を寄せる。
同神社の開放時間は10時~22時。