新世界のシンボル通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)2階に「キン肉マンの日」の6月29日、「キン肉マンミュージアム」がオープンした。
7月3日に100周年を迎える新世界・通天閣の記念イベント「新世界100年まつり」のイメージキャラクターにも起用されたキン肉マン。新世界の商店主らは昨年、新世界100周年キン肉マンプロジェクト推進委員会を結成。ミュージアム開設に続き、7月3日に通天閣本通商店街などでキャラクターの等身大オブジェ4体の公開、同28日にはトークショーの開催を予定している。
ゆでたまごは、大阪出身の嶋田隆司さんと中井義則さんの共同ペンネーム。中井さんは浪速区出身で、父親は通天閣の建設に関わるなど同地への思い入れが深いことから同プロジェクトが実現。新世界かいわいは2人が青春時代を過ごした思い出の地。「キン肉マン?世」には、新世界の名物・串カツが大好物な悪魔超人「サンシャイン」も登場している。
ミュージアムでは、キン肉マンの黄金・銀のマスク、バッファローマンのロングホーン(角)、ロビンマスクのマスク、ウォーズマンのマスクとベアクローなどを展示するほかゆでたまごと新世界との関わりなどを紹介するパネルを設置。原画(複製)なども公開する。
「キン肉マンの日」は、日本記念日協会より認定された記念日。月を問わず、29日が金曜となる日に定められている。
通天閣観光・西上社長は「今日は偶然私の誕生日で、とてもうれしい」、中井さんは「父親が通天閣の建設に携わったのが自慢の一つ。このミュージアムに携われて不思議な縁を感じます」、嶋田さんは「新世界は親父に連れられて来た望郷の念が強く、こだわりがあります。もし生きていれば親父に自慢したい」と、それぞれ話す。
通天閣は今回のミュージアム開設で、100周年に向けて進めてきた全館リニューアルが完了。同日から、展望券(大人)にキン肉マンに登場するキャラクターが描かれたポストカードが付く(限定10万枚)。