今年7月に100周年を迎える通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)が5月21日、金環日食に合わせ早朝営業を行い、展望台から約200人が観察した。
月が太陽と重なり、縁がリングのように見える金環日食。大阪で観測されるのは282年ぶり。同塔は今月19日、急きょ臨時にオープンすることを決めた。
当日は、通常より3時間早い6時にオープン。来場客は先月27日にリニューアルしたばかりの高さ91メートルの展望台から金環日食を観察。中には「2時に来たが誰も並んでいなかったので居酒屋で時間をつぶした」と話す女性グループの姿も。
企画した高井隆光副社長は「2日前の告知でも多くの人が来てくれて良かった」と話す。